霧島温泉の日帰り温泉、泉質や湯めぐり方法等をまとめました^^
霧島温泉とは?
温泉郷の総称
霧島温泉は複数の温泉郷の総称です。
主な構成要素は、丸尾温泉、林田温泉、霧島神宮温泉、硫黄谷温泉、湯之谷温泉、新湯温泉などです。
霧島温泉の中心である丸尾温泉は1800年初頭に発見され、1917年(大正6年)から丸尾旅館が営業を開始し、今日では大規模な温泉街を形成しています。
大規模でリゾート施設をかかえたホテルも多いですが、泉質の良い小さな旅館も多々あり、温泉通にも非常に人気があります。
源泉数は日本で第二位、湧出量は第三位
鹿児島県は源泉数日本第二位、湧出量日本第三位です。
自治体ごとの統計はありませんが、指宿温泉、妙見温泉など有名温泉地もあり、温泉大国であることが分かりますね。
霧島名物
霧島の名物は、言わずと知れた焼酎でしょう。
定番の芋焼酎「黒霧島」はじめ「霧島」「赤霧島」「萬膳」「佐藤」など有名どころがずらり。
宮崎県との県境なので、工場が宮崎にある場合もありますが、名を冠しています。
その他にも、黒酢、黒豚、薩摩錫器などが有名です。
霧島温泉の泉質
硫黄泉と炭酸水素塩泉
主な泉質は、硫黄泉と炭酸水素塩泉。
三大美肌泉質のうちの2つで、美肌の湯と言えますね^^
レアなところでは、湯之谷山荘は硫黄泉と同時に二酸化炭素泉も湧出しています。
広義の霧島温泉ですと、硫酸塩泉や塩化物泉があるところもあります。
大量の湯の花
霧島の温泉は、泉質にかかわらず、湯の花が多いです。
桜島や霧島連山などの火山が近いせい?
消しゴムのカスみたいな大きい湯の花に結構出くわして感動します笑
無味無臭、無色透明のお湯は無く、五感で楽しめる温泉ばかりで楽しいです^^
お湯がとても良い!
霧島では循環ろ過の施設はほぼありません。
まあ、硫黄泉を循環したら機械が大変なことになりますが笑
加水が意外と多いのは、湧出量が豊富すぎて高温を冷ます間がないみたいです。
源泉100%かけ流しの温泉も多いですよ。
日帰り料金が安い
大型ホテルは1,000円するところもありますが、ほとんどの日帰り温泉は500円前後。
コスパ抜群で満足度の高い温泉地なので、温泉ファンが非常に多いです。
霧島温泉の日帰り温泉一覧
主な日帰り温泉施設をまとめました。
※訪れる時は、公式サイトで最新の情報をご確認ください。
施設 | 温泉 | 加温 | 加水 | 消毒 | お湯の状態 | 泉質 | 日帰り入浴 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
旅行人山荘 | 丸尾温泉 | × | × | ○ | かけ流し | 単純温泉 単純硫黄泉(硫化水素型) | 500円 |
前田温泉 カジロが湯 | 丸尾温泉 | × | ◯ | × | かけ流し | 単純硫黄泉(硫化水素型) | 360円 |
霧島国際ホテル | 丸尾温泉 | × | ○ | ○ | かけ流し | 単純硫黄泉(硫化水素型) | 1,000円 |
霧島もみじ谷 静流荘 | 丸尾温泉 | ○ | ○ | ? | かけ流し | 硫酸塩泉(明礬泉) 硫黄泉 | 500円 |
霧島ホテル | 硫黄谷温泉 | × | ○ | ○ | かけ流し | 硫黄泉・酸性泉 | 1,000円 |
霧島 いわさきホテル | 栄之尾温泉 林田温泉 | × | × | × | 源泉100% かけ流し | 単純酸性硫黄泉(硫化水素型) | 御山の湯850円 (+緑渓湯苑1,550円) |
霧島湯之谷山荘 | 湯之谷温泉 | × | × | × | 源泉100% かけ流し | 単純硫黄泉(硫化水素型) 二酸化炭素泉 | 500円 |
霧島新燃荘 | 新湯温泉 | × | ○ | ○ | かけ流し | 単純硫黄泉(硫化水素型) | 500円 |
さくらさくら温泉 | 霧島神宮温泉 | × | ○ | × | かけ流し | 単純硫黄泉 | 700円 |
国民宿舎みやま荘 | 湯之野温泉 | × | ○ | × | かけ流し | 単純硫黄泉(硫化水素型) | 540円 |
南洲館 | 栗野岳温泉 | × | ○ | × | かけ流し | 酸性単純硫黄温泉(桜湯) 酸性・含鉄-アンモニア-硫酸塩温泉(竹の湯) | 300~700円 |
鶴丸温泉 | 吉松温泉 | × | × | × | 源泉100% かけ流し | ナトリウム-炭酸水素塩泉 | 200円 |
前田温泉 | 吉松温泉 | × | × | × | 源泉100% かけ流し | 単純温泉 | 200円 |
福寿温泉 | 福寿温泉 | × | × | × | 源泉100% かけ流し | ナトリウム-炭酸水素塩泉 | 100円 |
船津温泉 | 船津温泉 | ◯ | × | × | 源泉 かけ流し | ナトリウム-塩化物泉 | 390円 |
・霧島いわさきホテル:夏は加水あり
・広義の霧島温泉郷として掲載しました。
・妙見温泉、安楽温泉、日当山温泉は別に記事があります。
霧島温泉のお得な湯めぐり
霧島温泉郷全体での湯めぐり手形等はありません。
入湯霧札
霧島神宮温泉のみで使える「入湯霧札」があります。
- 霧島神宮温泉の5施設のうち3施設に1,200円で入れる
- 期限は購入日から半年
- 霧島市観光案内所で購入可
- 対象施設:あかまつ荘、さくらさくら温泉、民宿きりしま路、霧島ロイヤルホテル、民宿登山口温泉
お問い合わせ:霧島神宮温泉湯めぐり委員会(霧島市観光案内所内)
電話:0995-57-1588
スタンプラリーきりしまゆ旅
お得な湯めぐりではありませんが、霧島市観光協会が実施する「きりしまゆ旅」というスタンプラリーがあります。
霧島の指定の全71施設を巡ると横綱になることができ、屋久杉製の認定証や霧島温泉大使・アヒル隊長のオリジナルグッズがもらえます。
しかしなんと期限は1年間というスパルタw
毎年開催されていますが、地元や近場の方でないとなかなか厳しいですね笑
猛者はチャレンジしてみてはいかがでしょう^^
公式サイト:きりしまゆ旅
おわりに
硫黄泉好きにはたまらない霧島温泉!
何度通ってもまた行きたくなる素晴らしいお湯です^^
設備の整った大型ホテルから、昔ながらの素朴な宿までありますので、ぜひ好みの宿に出かけてみて下さいね。