別府の中でも、泉質の良さから私が一番好きなのが明礬温泉!
別府八湯で唯一の白濁のお湯で、特に青い硫黄泉はとても美しくて癒されます。
そんな明礬温泉のオススメの観光スポットをまとめました。
明礬地獄
明礬地獄は1664年(寛文4年)に渡辺五郎衛門が日本で初めて明礬の製造を開始した場所です。
主に火薬、止血、下痢止め、火薬、絵画、染色、顔料などに使用されていました。
安価な中国製明礬に押され、明治17年以降は明礬の製造は終わり、湯の花のみとなりました。
明礬の採取技術を応用した湯の花は享保年間(1716~1736)には製造されており、現在でも当時と同じ方法で採取されています。
現在の用途は主に薬用入浴剤で、「別府明礬温泉の湯の花製造技術」は、国重要無形民俗文化財となっています。
1664年の明礬採取開始から紆余曲折の末に、1734年には幕府に明礬会社の設立が認められ、日本国内の明礬の製造、販売権を独占し、年間の収益は約一千両に及んだそうです。
当時の一千両は今で言えばおよそ1億~2億円なので、大変需要があったと言えます。
こちらは明礬地獄内の遊歩道です。
幕末には明礬の製造を藩の山奉行・岩瀬謙吾が支配しており、維新後は岩瀬家に払い下げられました。
ですので現在は岡本屋(岩瀬家)が明礬地獄として200円で公開しているというわけです。
明礬地獄内には、湯の花小屋、足湯、遊歩道、展望所があります。
こちらは明礬地獄内の足湯。
ちなみに、湯の花小屋は明礬温泉一帯に点在していますので、湯の花小屋だけ見たい方はそばの明礬湯の里で無料で見学することもできます。
- 明礬地獄内(200円)
- 明礬湯の里(無料)
- 岡本屋売店裏(無料・外観のみ)
岡本屋売店
明礬地獄の向かいにある、創業明治8年の老舗旅館岡本屋。
こちらの売店には、温泉の蒸気で炊き上げた元祖地獄蒸しプリン(260円)があります。
苦味が効いたカラメルと、硫黄の香りは感じないまろやかな優しいプリンなので食べやすいです^^
定番のカスタードの他にも、バナナ、おいも、コーヒー、 抹茶キャラメルなどの味もあります。
他にはとり天、温玉うどん、地獄蒸し塩たまご、地獄蒸しプリンアイス、地獄パフェ、湯の花まんじゅう・・・など目移りしてしまいます(*^^)v
明礬湯の里
明礬湯の里には湯の花小屋、売店、大露天風呂、家族湯、食事処、雑貨屋などが集まっています。
明礬温泉を初めて訪れるなら外せないスポットです。
湯の花小屋の寿命は2~3年なので、こんな風に取り換えているところを目にすることもあります。
明礬湯の里の湯庵には温泉蒸したまごや温泉蒸しプリンがあります。
プリンは、岡本屋は素朴、湯庵はクリーミーという感じ^^
人気の湯の花コスメもゲットできます。
明礬湯の里オリジナルの明礬温泉マスキングテープや季節限定の甘酒など、何を買おうか迷ってしまいます。
明礬湯の里の大露天風呂は有名な酸性硫黄の青湯ですので入浴もオススメです^^
別府明礬橋
1989年の竣工当時は日本最長のアーチ支間235mを誇り、明礬温泉のシンボルになっている別府明礬橋。
現在は広島空港大橋の380m、世界では中国の盧浦大橋550mが最長のようです。
明礬地獄の見学料200円を払えば上記画像のアングルで橋を展望できますが、大きいのでまあ普通にどこからでも見えますね笑
おわりに
明礬温泉は観光のみで二時間弱、日帰り温泉一カ所を含めれば半日で周ることができます。
明礬温泉のお湯は地元でも定評があり、食事処やタクシーなどで地元の方にオススメを聞くと「明礬だね」という答えが結構返ってきますよ。
お湯に惚れるときっとリピーターになってしまうでしょう^^
ぜひ楽しんでみて下さいね。